米空軍特殊AFSOCを率いるA・Iと申します。
空軍特殊枠でご参加する参加者向けにHEART ROCKにおける【部隊編成】と【装備解説】の2項目を説明いたします。
近年激動する世界情勢の影響もあり、AFSOC全般にわたり専門性の高い分野の任務が激増しています。
部隊編成や装備など他の特殊作戦チームとは一線を画した様相となり、実フォトやメディアでは陸軍や海軍・海兵隊に見られない特徴ある”AFSOCらしさ”なスタイルが注目されております。
ここでは”AFSOCらしさ”な部隊編成と装備の解説を記したページを作成いたしました。
参加ご希望の皆様、またはこれからご参加を考えておられる皆様のご参考になれば幸いです。
まずは【部隊編成】と【装備解説Vol.1-ヘルメット&ギア類&BDU】を記述しましたのでご閲覧よろしくお願いいたします。
【部隊編成について】
HEART ROCK2025での空軍特殊部隊では大まかにAFSOCは4つの部隊分類をします。
4つの部隊それぞれに則した性格の作戦任務の付与をします。
1 24thSTS
(CASと救難任務・ゲリラ身柄確保/ホステージレスキュー)
2 STS SRチーム
(CAS含め偵察・情報収集等Recce要素とドローン偵察)
3 RQS PJ/STS PJ
(友軍・民間人負傷者救出と搬送/ホステージRESCUE)
4 SOWT
(SR中心に気象&地形情報収集とドローン偵察)
これら4つの部隊を、独自でSTSチームとして編成するパターンと他部隊(米特殊部隊・欧州特殊部隊)に派遣アタッチ専任する2つのパターンで編成します。
※この2つの編成については参加者のご希望で編成分けいたします。
今回どちらの編成においても部隊性質上、例えばCCTであれば無線通信の業務、PJであれば負傷者救助&搬送のための業務があります。またこの4つの部隊にないTACPや空軍特別捜査局OSI(AFOSIAST)、CIA-SOWチームやエアクルー、空軍EOD、DAGREなどご参加希望の方がおりましたら別途ご相談させてください。各任務に合わせた編成と配属をいたします。
【装備解説Vol.1-ヘルメット&プレートキャリア&BDU】
装備レギュレーションは2010年-2020年の10年という広い範囲ですが、AFSOC全般としての形態は2015年を中心とした期間より類似継続が多く、プラスマイナス3年程度の範囲で運用できる装備を説明いたします。
特徴として部隊ごとに多くのバリエーションがあり、どう選んで使用するかが重要になります。
プレキャリではJPCやAVS等オーソドックスな装備でまとめるパターンや、編成や任務別、派遣地域やアタッチ先部隊のバックボーンを考えてまとめるパターンがあります。
■ HELMET
・OPS-CORE Ballistic
(Coyote/Multicam)
・OPS-CORE Maritime
(Coyote/Multicam)
・CRYE AirFrame
・Team Wendy EXFIL Ballistic
※ヘルメットについてはほぼオプスコア全盛期です。
2015年を中心とした時期においてバリとマリタイムの比率では
・CCT→マリタイム7割 / PJ→バリスティック5割
・CRYEエアフレームは2013年にSTS-PJの使用確認
・Team Wendyは2018年のPJ(83ERRS)による欧州演習で使用確認
ヘルメット全体の特徴として2015年あたりまではnonカバー、以降MC色などのカバーが多くなり、2017年以降24STSでは帽体ペイント迷彩の頻度が多くなります。
■ ARMOR・CAREER (CCT(SR含)とPJで別表記)
CCT&SR
・CRYE JPC /JPC2.0
(MC色・Coyote色)
・CRYE AVS
(MC色)
・LBT 6094
(MC色・Coyote系色2014年あたりまで)
・S&S Plate Frame
(MC色GEN1で2017年頃?STSアフガニスタン・シリア)
・S&S Plate Frame Modular
(MC色2019年アフガニスタン)
・5.11 TacTec
(MC色2018年フィリピン)
・BULDOG TACTICAL Kinetic
(MC色2018年頃の26thSTSイラク)
・SKD-PIG PlateCarrier
(MC色2017年320stSTS-SR横田基地)
・MSAパラク 網PACA
(MC色とCoyote色2014年シリアアタッチSTSチーム)
PJ
・CRYE JPC /JPC2.0
(MC色・Coyote色)
・CRYE AVS
(MC色)
・LBT 6094
(MC色・Coyote系色2014年あたりまで)
・TYR LWPC
(MC色2014年以前のPJ欧州アジア圏内)
・TYR PICO
(MC色2016年頃のPJイラク)
・FERRO FCPC
(2018年以降)
・CRYE AirLite SPC
(RQS/STS-PJアラスカ・ドイツ・アフリカ)
・FirstSpear AAC Frog
(2018年PJアジア圏内・ドイツ)
※CCTとPJではCRYE JPCやAVSの2つのプレキャリが2015年中心の時期は全盛になります。
また多くのアイテムが少数例として使用例があります(各ギアメーカーによるセールスにより試供やテストサンプル納入でそのまま使うケースも見受けられます)。
■ CHEST RIG (CCT・PJ・SR共用表記)
・EAGLE MPCR
・LBT1961系統
・LBT2586系統
・MAYFLOWER UW
・TAC-T MAV
・CRYE AirLite Convertible
・AVS Detachable
※チェストリグの色についてはほぼMC色の割合が圧倒的に多く、他にAOR1/2柄やRG色も少数見受けられますがSRレキやアタッチ派遣先の任務性質に合わせた選択を推奨いたします。
■ BDU(CCT・PJ・SR共用表記)
・CRYE G2 CombatAC MC色
・CRYE G3 CombatAC MC色
(Toropic・Aridパターン含む)
・CRYE G2COMBAT CS4 FR MC色
(ほぼPJ使用)
・CRYE G3COMBAT CS4 FR MC色
(ほぼPJ使用)
・CRYE G2 Field FS4 FR MC色
(ほぼPJ使用)
・CRYE G3 Field FS4 FR MC色
(ほぼPJ使用)
・CRYE PRECISION G2 Field MC色
・BEYOND Level 9 MC色
・Arc’teryx Sphinx MC色
※BDUは上記以外にアタッチ派遣先の部隊にBDU柄を合わせる形もあり、特に海軍NSW系のDEVGRUやSEALsサポートでは以下の組み合わせ例があります。
・CRYE G2 Combat NC BlockⅡ&Ⅲ AOR1/2色
・CRYE G2 Field NC BlockⅡ&Ⅲ AOR1/2色
・BEYOND Level 9 AOR1/2色
※これら以外のWLやMC-BLACK、黒、やモッシーオーク、SITKAなどの迷彩柄については必ず派遣先に合わせ、違和感ない形での着用をお願いたします。
また行動識別用で上下の柄が異なる着用も実際にはありますがその環境や様相のバックボーンを考え、雰囲気に合わせての着用をお願いいたします。
次項記事
【装備解説Vol.2プライマリー&セカンダリー・通信系・Boots・小物】が続きます。