こんにちは、Heart Rock Reunion2025で米陸軍一般部隊長を拝命いたしましたRIVERSIDEです。
よろしくお願いいたします。
今回のHeart Rockでのアメリカ陸軍一般での装備ガイドを紹介します。
とはいっても、7年ぶりのHR、ミリタリーイベントのお祭りという意味も込めて、多くの方が参加できるよう、好きな装備で楽しめるよう装備設定はオフィシャル設定の「2010年頃~2019年のアフガニスタン」から外れなければ不問とします。2010年のUCPから2019年のOCPまで幅広く使用できます。
実物・レプリカ品も問いません。
装備品は官給品から民生品まで幅広くあるため個別に紹介するこは難しいため、官給品を中心に傾向として多く見られる装備品のみを案内いたします。
まずは2010年頃のOEF(不朽の自由作戦)でのU.S. ARMYの基本装備について紹介します。これらはあくまで外面的なものであり、さらなるリアリティを目指すのであれば、個々にしっかりと考証して使用してください。
まずは2010年頃のUCP迷彩の装備の関しての紹介をします。
前提として
・参加部隊は自由です。
お好みのSSI(部隊インシグニア)を取り付けてください。
・役職、階級、スキルも自由です。
(将校や高官のパッチを付けても待遇には無関係です)
・装備の詳細な統制はありません。
(UCP系部隊、OCP系部隊で分ける程度)
・公式シナリオに即した年代設定に限定しません。
上記のように自由度は高いので、基本的には個人の裁量にお任せいたします。
■UCP
U.S. ARMYでの通常部隊では、2010年頃からUCP(いわゆるACUパターン)からマルチカムベースのOCP(=OEF-CP)に徐々に移行しました。
しかし、全軍が一気に更新されたわけでもなく、部隊によっては更新タイミングまでしばらくUCPが使用され、またOEF-CP系の装備品と併用されることもありました。
2010年頃のUCP→OCP切り替え期はユニークな時期として注目されます。
民生品やバリエーションについては個々に調べてください。
■ヘルメット
・ACH
ACHにはUCPカバーを被せ、Norotosのナイトビジョンマウント(BLK or TAN)やアームを取り付ける。チンストラップはFG。
ヘルメットバンドは主にFGで名前、階級、血液型、社会保障番号などの刺繍を入れたテープを縫い付ける。
リテンションストラップ、SUREFIRE HL1ライト、MS2000Mストロボの装着もディテールアップに加えてもよい。
また、戦闘装備以外のキャンプエリアで過ごす際にはパトロールキャップを着用するとよい。
■ユニフォーム
・ACU
・ACS/ACP
ACU上下またはACS/ACP(コンバットシャツ/パンツ)を着用。ACUでは胸にU.S. ARMYパッチおよびネームパッチ、左腕のベルクロにはISAFパッチ、部隊章パッチを、右腕ベルクロにはIRリバースフラッグなどを貼り付ける。
ACSでは腕にネームパッチや階級章を付ける。
ACU着用時にはサンドベージュのTシャツの着用が望ましい。
UCP-Dに関しては考証に準じて使用する。
■アイウェア
ESS(ICE、CROSSBOW、LOW-PROFILE GOGGLEなど)、WILLY X(SG-1、PT-1など)、OAKLEY(SI Mフレームなど)をはじめ、多数のモデルが使用される。
ただし、BB弾を用いた本戦ゲームに参加する方は、厳密なモデル再現よりは安全性を優先し、使い慣れたものでも可とする。
素性のわからない格安レプリカ品は避け、ANSI Z87.1をクリアしたモデル、または正規のサバゲー用(ゲームの性質上フルフェイスはNG)のものを使用する。
同時にマウスピースなど歯のプロテクションも考慮が必要。
安全のためアイウェアの曇り止めも忘れずに。
■グローブ
グローブは多様なモデルが用いられるため自由度は高い。
官給品ではコンバットグローブやノーメックスグローブなどの他、NSN指定の民生ブランドも多く使われる。
■ニーパッド
必要に応じて着用。McGuire、ALTA、BIJAN、HATCH、ARC’TERYXなどが用いられている。
■ボディアーマー
・IOTV(Gen1~Gen2)
・SPCS(Gen1)
・OTV
2010年頃には主にIOTVとSPCSの2種類のボディアーマーの着用が見られる。
ポーチは直付け、FLC(=Fighting Load Carrier)、TAP(=Tactical Assault Panel)の利用の他、民生品のチェストリグなども用いられる。
これ以外のボディアーマーは再現度を重視してよく吟味する。
■ポーチ
・MOLLEⅡ
ライフルマンではM4ダブルマガジンポーチやフラッシュバン/フラググレネードポーチ、ラジオポーチ、IFAK、ユーティリティ系(100rds、キャンティーン)ポーチなどライフルマンキットを中心に組み、SAW/ガナーでは200rdsポーチ、グレネーダーではMOLLEⅡやTactical Tailorの40mmグレネードバンダリアなどを加えるとよい。
民生アイテムは使用年代に注意して選ぶ。
■ブーツ
・Army Combat Boot(ゴアテックス)
ブーツはTANカラーのゴアテックスブーツがほとんど。コンバットハイカーなどは再現部隊に準ずる。
■コミュニケーター
必要であれば所持する。
AN/PRC-148または152にTHALESのハンドマイクやヘッドセット(COMTAC、SORDIN、RACALなど)を接続する。
■銃器
・M4 CARBINE(ライフルマン)
KACのRASを装着し、照準器を載せる。
スコープ類はAimpoint COMPシリーズ(M2、M4など)、Trijicon ACOGシリーズが無難。
レーザーデバイスはAN/PEQ-15、AN/PEQ-15Aのどちらかがよい。
その他、ストック、マガジン、BUIS、ウェポンライト、スリングなどアップグレードアイテムは考証して選ぶ。
グレネーダーはM203かM320 40mmグレネードランチャーをバレルマウント(またはスタンドアロン)する。
・M249SAW (オートマチックライフルマン)
布製100rdsアムニッションポーチの使用例が多い。
スコープはELCAN M145かTrijicon TA31がよい。
ストックは主にコラプシブルストックが使われた。
・M240B LMG(マシンガナー)
スコープはELCAN M145かTrijicon TA31、またはアイアンサイト。
標準バットストックを用いる。
布製の7.62mmアムニッションポーチでの運用も多い。
・M14/M24など(マークスマン/スナイパー)
マークスマンやスナイパーは個々によく考証する(M14シリーズ、M24、M82、M110など)。
・その他
上記以外のAT-4やM9など多くの銃器が使用されているので、自身が演じる役職に合わせ、参考とするミリフォトなどにならって使用する。
・ナイフ
ゲームフィールド内には刃物類の持ち込みは禁止(ストラップカッター除く)。
※必要なものをキャンプエリア内だけで使用する(危険や誤解を招く行為は慎む)。
以上となります。
次回は2012〜2014年頃のOCP装備について紹介します。
ご不明点は下記アドレスまでお問い合わせください。
rs453@ymail.ne.jp